昨日、めっちゃ怖い夢見た~。
夜の学校が舞台のお話×5話^^;
もうすぐコミティアで人外L部を主催するんだけど、第一回目だから緊張してるのかもしれないし、フィギュアの仕事が山積みの上に、黒豆のお世話も沢山ある大変な時期で体が疲れているのかもしれないから、悪夢を見たんだとは思うんだけど。
夢の割にストーリーがしっかりしていてホラー話として面白かったので、誰かに言いたくて、ここに書きます~。
でもまあ、しょせん夢のお話なので、いつもの私の小説みたいに伏線はったり山場を盛り上げたり……とかそういうのはないので、期待しないで読んでくださいね^^;
第一話 被服室
始まりは、夜の学校の被服室。
怪異現象が起こると噂のその部屋に、どうしてだか要さんと私、天ちゃん(娘)、ミコ君(息子)の四人でいます。
案の定ラップ現象が始まって、子供たちは怖がってすぐに出て行ったんだけど、私は隣の畳敷きの部屋に忘れ物をした……と奥へ入って行きました。
要さんは心配してついてきてくれました。
ラップ現象が激しくなり、これはもうヤバイ! 一刻も早くここから逃げないと……というシーンなのに私はどうしてだか冷静で、要さんを観察していました。
話はそれますが、私が小学生低学年のころ、家族で夜に蛍を見ながら散歩をしていました。暗い山道で私は「私がみんなを守るから!大丈夫!」なんて家族に威張って言っていたくせに、ガサガサと音がしたとたんピューッと一番初めに走って逃げてしまいました。
その後、子供ながらにその行動をすごく恥じて自己嫌悪になったという思い出があります。
ラップ現象から逃げながらそんなことを思い出していた私は、(人間はとっさの時は周りが見えなくなるものだから、要さんが私を置いて行ったとしても、それは当たり前のことだ)なんて思っていたのに、
夢の中の要さんはくるっと振り返り、私を担いで出口へ向かってくれました。
……夢の中なのに、(この人は本当に自分のことより私を大事にしてくれている)ととても感動しました。
この辺りはホラーというよりはのろけですね。
第二話 職員室
被服室から逃げ出した私達は、暗い渡り廊下を走って明かりを見つけました。
そこは職員室でした。
真っ暗な夜中なのに、数人の先生が手元のスタンドだけでお仕事をしていました。
被服室であった出来事を先生に伝えると、皆が顔を見合わせて「ああ、やっぱり」とか「まただ……」なんて話し始めます。
それを見て(やはりこの学校は出るんだな)と確信する……二話はそれだけのお話です。
入り口に傘の柄だけが沢山転がっていたのがシュールでした。
第三話 科学室
職員室の奥は理数系の教室でした。見た目は科学室っぽいのですが、オリエンタルラジオの中田さんのような方が数人、数学の勉強をしていました。
そこは二階のようで、窓の外からは暗い街が見下ろせます。
街の明かりがチラホラ灯っていますが、全体的に黒いイメージでした。
私は彼らに「玄関の電気が勝手に点いたり消えたりする」と訴えます。
中田さん似の方が「それなら電源を落として実験してみよう」とブレーカーを落としてしまいました。
当然学校中の電気が消えたのに、なぜかチカチカとネオンのような輝きがして、科学室全体がメリーゴーラウンドのように動き始めてしまいます。
振り落とされないよう、その辺の柱につかまって必死にがんばる……。
三話はそんなお話でした。
部屋が逆さまになった時、試験管やビーカーが落ちて割れないかと、普通に心配をしていたのがおかしかったです。
第四話 教室と玄関タイル
科学室から出て職員室の前を再び通り、渡り廊下まで戻ってきた時、ミコ君(息子)が「吹奏楽部のみんなが合宿してるはずだから、ちょっと会いに行ってくる」と廊下を下りて行きました。
「待って、待って」と追いかけて教室の横の廊下を走ります。
暗い教室が続くのに、たまに明かりがついていて無人の部屋があったり、逆に暗いのに人の気配が沢山する教室なんかがあって、怖かったです。
教室を抜けると中庭でした。雨が降っていて、向こうに吹き抜けの玄関が見えます。
ミコ君も天ちゃんもそこにいるので私もしとしとと雨に打たれながら玄関に向かいました。
玄関ロビーの床は黒いタイル張りで、ところどころのタイルに文字が書いてありました。
「保」と書いてある文字の上に乗ると、雨が避けてくれて濡れません。
中学二年生のミコ君は「2」と書かれている文字の上、高校生の天ちゃんは「高」の文字の上に乗ると雨にかかりません。
そこに他の吹奏楽部のお母さんがやってこられたので「保」の字を譲ると、そのお母さんもやっぱり濡れませんでした。
「保護者だから「保」の字の上だと濡れないのね~」「不思議ねぇ」なんて雑談をしたという夢でした。
最終話 お帰り坊や
私はこの最終話がものすごく怖くて怖くて、とてもうなされていたそうです。
玄関から出ると、細い路地でした。
ところどころに街灯はありますが、真夜中なので当然真っ暗です。
路地の横に車止めがあり、古ぼけた遊具が数点ありました。
その路地を歩いて帰ろうとしていた私達の隣を、青い服を着た半ズボンの少年……小学5年生くらいの細い男の子が走り抜けました。青い服には横に白いラインが入っていて、黄帽もかぶっています。
(こんな真夜中に小学生が帰宅なんて……)
なんだかとても気になって、後ろを歩いていた校長先生と先ほどの保護者の方に尋ねると
「ああ、あの子、いつも真夜中にここを走るんだが、誰も姿を見るだけでどこの子か分からないんだ」「私たちは『お帰り坊や』と呼んでいるのよ」とのことでした。
その子を気にした校長先生が防犯カメラをチェックすると、毎晩映っているとのことです。
私もその子が心配になり思わず
「どこ行くん? 大丈夫?」と声をかけてしまいました。
すると、走っていたその子はピタッと止まって、くるりとこちらを振り返ってにっこり笑いました。
「家に帰るねん。お腹すいたから早うご飯食べたい」
それを聞いて安心しました。
「そう、気を付けてね~」
その子はまた走っていき、行き止まりの丁字路を左に折れていきました。
そして私たちも帰路につこうと向きを変えた時、背後……先ほど少年が曲がった丁字路から強い視線を感じました。
要さんと私の子供はもうだいぶん道の先を行っています。
校長先生と保護者さんも10mほど先で、暗い路地では後ろ姿がかろうじて見えるくらいです。
最後尾の私がこわごわ振り返ると……少年と同じ服と帽子を着た初老の男性がとぼとぼと私についてきていました!
うつむいて何かブツブツ言いながら、歩いていないのに、とても速いスピードで私の方へ近寄ってきます。
少年と同じくらいの背格好の、小柄なお爺さん。
あの少年が歳を取ったらこうなるのかはどうかはわかりませんが、うつむき気味の顔には漫画で影を付けるような横線が沢山入っていて、すごく「暗い」というイメージばかりが勝っています。
(こ、これはアカンやつや! 追いつかれたら、絶対にアカン!!! に、逃げな!!!)
そう気づき、必死に前に進もうと思うのになかなか足が動きません。
前を行く人たちに気づいてもらうため、声をあげようとするのに、声もなかなかでません。
そうこうするうちに、お爺さんがすぐそこまでやってきました。
(ああ、ああ、助けて!)
そこで、ミコ君の「どうする? 起こす??」という声がして、目が覚めました。
すごくうなされていたようで、要さんとミコ君が私を起こすかどうかと相談していた声でした。
「起こしてくれて、ありがとう~!!!!!」
本当助かった。
起こしてもらえたことに心から感謝して、
その後、大人のくせにトイレに行くのが怖くて、要さんについてきてもらう……というオチになりました^^;
うちはいつも家族全員でおしゃべりしながら寝ています。
もう子供も大きくなったので、自分の部屋で一人で寝ても良いんだよと勧めても、やっぱり寝室にやってきてみんなで今日あった面白おかしい話やアニメの感想なんかを言い合って一緒に寝ています。
ちょっと仲良し家族すぎるかなあとも思うのですが、今回ばかりは一緒に寝ていて良かった~^^
……ちなみに、天ちゃんは一度寝ると何があっても起きないので、こういう時に起こしてはくれません^^。
ただの夢のお話なのに、長々と付き合って下さって
ありがとうございました~!
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